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updated   2019-01-23

日本トロンボーン
コンペティション&コンクールレポート

Japanese trombone competition&contest Report


■ コンペティション・コンクールとは?
 
 日本トロンボーン協会ではトロンボーン音楽振興と若い優秀な人材育成を目的として毎年「日本トロンボーンコンペティション・コンクール」を開催しています。各部門があり年齢居住地など何の制約もない<一般の部・独奏部門>と<四重奏部門>。学生なら年齢関係なく参加できる<学生コンクール>。高校生以下が参加できる<高校生以下の部・独奏部門>があります。
 
これらの4種のコンペティション・コンクールの上位入賞者は若いプロ奏者、プロの卵として参加しプロ奏者として活躍している方が多くいらっしゃいます。
 
2017年より運営委員の報告を載せています。

 
2018年度 
日本トロンボーンコンペティション/日本トロンボーン学生音楽コンクールレポート

  
2018年度の日本トロンボーンコンペティション/日本トロンボーン学生音楽コンクールは、以下の日程にて実施され、全部門滞りなく終了したことをご報告いたします。
 
■日本トロンボーンコンペティション
≪高校生以下の部/独奏部門≫    
20181021日(日)昭和音楽大学 ユリホール 他
 
≪一般の部/独奏部門≫
≪四重奏部門≫
20181118日(日) 管楽器専門店ダク スペース“Do
 
≪学生音楽コンクール≫ 
予選
20181110日(日) 管楽器専門店ダク スペース“Do
本選    
20181118日(日) 管楽器専門店ダク スペース“Do
 
 
 毎年この言葉を繰り返す様ですが、全ての部門に共通で「いったい、この人達(参加者)はどこに潜んでいたの?!」と言うのが、コンペティション運営委員と審査員全員の感想です。
 
 コンペティションと学生音楽コンクールは「日本国内のトロンボーン音楽振興と若い優秀な人材育成」を目的に開催しておりますが、その意味では、高校生以下の部門では国内各地から若い優秀なトロンボーン奏者が参加してくれている事、また、一般部門ではトロンボーン演奏を愛してやまないトロンボニスト、そして、学生音楽コンクールには将来“プロ”としての活動を目指し勉強をしている学生の皆さんの参加を得ている事は、日本トロンボーン協会として大変意味のある活動が出来ていると思います。
 
 また、各部門の審査には10名以上の審査員を配しておりますので、公平かつ絶対的な平均値での評価がされている事は間違いなく、参加者の皆さんが審査後の評価を自身の勉強の結果を確認できる数値的素材とされ、その時の一喜一憂に留まらず更なる高見を目指す目安とされている事も伺えます。
 特にここ最近ですが、以前に比べ審査結果集計を見ると、上位から下位までの点数に大きな開きがでない傾向が見うけられます。これは、参加者の皆さんの実力が非常に接近している事に加え、しかもその演奏レベルが間違いなく高くなっている証拠と言えるのではないでしょうか。協会として非常に喜ばしいことと思っています。
 
 高校生以下の部門での上位入賞者の演奏は非常に素晴らしく、このままソロの演奏会を開催しても全く遜色ない程のレベルでしたが、今回は入賞に至らなかった方々の演奏も、今後に期待せずにはいられない方が多数おりました。
 
 一般の部は「トロンボーン演奏が出来る方」と言う参加条件の為、現在プロで活躍されている方からアマチュアながら活発な演奏活動をされている方までご参加を頂きました。その演奏には心を魅了される演奏もあり、これがコンテストの場でなければ思わす“ブラボー”と声が掛かると思いました。
 
 四重奏部門では、暗譜で演奏した団体が2団体あり、サウンドは勿論、音楽的な表現にいたっては相当な練習を重ねられた事が伺えます。
 
 学生音楽コンクールでは課題曲が設定されておりますが、この部門でも予選段階から相当な練習を重ね、しっかり勉強されている事が伺えます。審査員からは「もっとピアニストとのサンサンブルに気を使ってほしい」と言う講評もありました。
 
 今年度、≪高校生以下の部/独奏部門 ≫の特別審査&特別演奏は199911月の第6回コンペティション第3位に入賞した清水真弓氏をお招きしました。現在は南西ドイツ放送交響楽団首席トロンボーン奏者、ライプツィヒ音楽大学講師など、ドイツのみならず世界的に活躍しているプレイヤーです。プログラムもL.モーツァルトのアルトトロンボーン協奏曲、無伴奏でE.クレスポのインプロヴィゼーション第1番、参加者たちもよく取り上げるボザのバラードと、多彩な音楽のアンサンブルをピアニストの松本伸章氏と聴かせてくれました。トロンボーンの最大の魅力の一つは、多彩な音楽を表現できることだと改めて見せつけられた思いです。彼女の演奏を生で目の前で聴いた高校生の方々には、新たな目標としていただけたら幸いです。
 
 それぞれの部門の第1位入賞者の方々は2019317日(日)に開催されるトロンボーンアカデミー&フェスティバルでの入賞者披露演奏会で演奏をしていただきます。コンペティション・コンクールから更に勉強を重ねた若者たちの演奏が楽しみです。
 
最後になりましたが、コンペティション・コンクールにエントリーいただいた出演者の方々、ゲスト演奏の清水真弓様、松本伸章様、また、ご協賛を頂いた各楽器関係企業の皆様、会場提供いただいた昭和音楽大学様、運営協力を頂いた尚美ミュージックカレッジ専門学校様、その他多くのご協力を賜りました関係各位の方々に厚く御礼申し上げます。
 ありがとうございました。
 

コンクール・コンペティション実行委員会

 
 

2017年度 
日本トロンボーンコンペティション/日本トロンボーン学生音楽コンクール
入賞者披露演奏会レポート

2017年3月3日 

 
 3月とはいえ、まだまだ冬の寒さが残る3月3日。管楽器専門店ダクの地下1階にあるスペース“Do”にて2017年度日本トロンボーンコンペティション、日本トロンボーン学生音楽コンクールの入賞者による演奏会が開催された。
例年はトロンボーン・アカデミー&フェスティバルのプログラムとして開催されていたが、今年度は諸般の事情によりアカデミー&フェスティバルの開催が中止となった為、別途、入賞者披露演奏会として企画され実施される事となった。
 
 まず、当日のスペース Doは開場前から長蛇の列で満席となり、足を運んでいただいた方々からもコンペ・コンクール入賞者が演奏するコンサートへの期待感がひしひしと伝わる大変な盛会となった事をご報告させていただく。
 
 今年度のコンペティション各部門(高校生以下の部/一般の部/カルテット部門)、学生音楽コンクール共に参加者の演奏レベルが非常に高く、審査をする先生方も審査終了後に「大変だった…」と声を漏らされていたが、その中で入賞された方々の実力は非常に高く、披露演奏会での演奏は音楽的にも本当に素晴らしいトロンボーン奏者としては聞き逃せない演奏であった。今後入賞者の方々は演奏者としてご活躍されていくことと思うが、大きな期待感を抱かせてもらう事ができ楽しくなった。
 
 さて、今回の披露演奏会では、入賞者の方々の演奏に加え、2つの企画がプログラムされていた。
 1つは、南デンマークフィルハーモ二―管弦楽団副首席奏者 玉木優さんの演奏。2つめは、作曲家 安田信二さんによるトロンボーンカルテットの新曲初演だ。
 
 玉木優さんの演奏曲目は、F.メンデルスゾーン チェロソナタ第2番 ニ長調 作品58 
チェロで演奏される様な本当に繊細な表現がなされ、玉木さんの音楽解釈の深さに加えピアノの城綾乃さんとの見事なアンサンブルは、ただただ聞き入るしかなかった。メンデルスゾーンの作品をトロンボーン界に新しいレパートリーとして提示していただいたと思う。
 
 また、2つ目の企画の安田信二さんの新曲は『~母に捧げる~「Reincarnation」』と言う題名の通り、この曲を作曲中に亡くなられたお母様に対する切ない思いを作曲と言う形にぶつけ、表現されたとプログラムノートに書かれていた。しかし、実際に聞いた曲は、クラシック・ジャズ・ラテン・ロック・ポップス・民族音楽などの要素がふんだんに織り込まれた非常に楽しい雰囲気の曲なのだが、演奏に際しては高度なテクニックやアンサンブル力が要求されており、初演したトロンボーン・カルテット・プリムールのメンバー全員が最後の音を出し終えた瞬間、拍手よりも前に大きな安堵の息を吐いたのが難曲であった証拠であろう。しかも演奏時間12分半と言うトロンボーンサンサンブルとしては大曲でもあり、プリムールの好演には大きな拍手を送りたい。そしてこの曲も、トロンボーン界にとって新しいレパートリーとなる事と思う。ちなみにこの新曲『~母に捧げる~「Reincarnation」』の楽譜は、アカデミア・ミュージック株式会社より5月に出版される事が決定した。
 
最後になりましたが、披露演奏会にご出演いただいたコンペティション・コンクール入賞者の方々、ゲスト演奏の玉木優様、新曲を作曲いただいた安田信二様、また、ご後援を頂いた管楽器専門店ダク様、多くのご協力を賜りました関係各位の方々に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
 

コンクール・コンペティション実行委員会