updated   2024-03-18

第19回
トロンボーン・アカデミー&フェスティバル 2017

Trombone Academy & Festival 19th 2017

第18回
トロンボーン・アカデミー&フェスティバル 2016

Trombone Academy & Festival 18th 2016

2016年3月26日(土)〜27日(日)

東京都北区滝野川会館

(JR京浜東北線 上中里駅徒歩7分or東京メトロ南北線 西ヶ原駅徒歩7分)
〒144-8534 東京都北区西ヶ原1-23-3
Tel:03-3910-1561

一日目3月26日(土)・前夜祭
17:00開演

【Jazz・Popularアンサンブルセッションナイト】

『Jazz・Popularアンサンブルセッションナイト』
~みんな楽器を持ってアンサンブルセッションを楽しもう!~
【一般会員・学生会員¥500-】
【一般非会員・学生非会員¥1000-】
 

参加グループ

17:00~「たかな楽団」
17:20~「Lisar Bone」
17:40~「ボンパパ」
18:00~「東京スライディング倶楽部」
(~休憩40分)
19:00~「ふぉ~ばすとろ」
19:20~「ハシヤンプロジェクト」
19:40~「VOLTZ」
20:00~「T-Sliding」

いわゆるジャズ・ポップス系トロンボーン奏者が一堂に会してのアンサンブルライブ♪
ほんと、いっぱい揃いましたねw
もしよろしければ、
お気軽に遊びにお越しくださいませ!
宜しくお願い致します。
楽器のご持参、大歓迎だそうです!

参加メンバー
内田 日富 内田 光昭 松林 辰郎
三塚 知貴 川原 聖仁 榎本 祐介
朝里 勝久 早川 隆章 西田 幹
加藤 直明 佐々木 匡史 河野 広明
堂本 雅樹 橋本 佳明 渡辺 亮
苅込 博之 高井 天音 和田 充弘 佐藤 洋樹
星 まなみ 北野 里美 坂田 磨美
丸田 和輝 高橋 真太郎 家中 勉(Tuba)

ゲスト
板垣 光弘(Piano)
店綱 邦雄(Bass)
八木 秀樹(Drum)

ご来場の皆さまとアンサンブルやセッションをしながらの楽しい催しです。
是非楽器をご持参ください!

【一般会員・学生会員¥500-】
【一般非会員・学生非会員¥1000-】

初日・二日目共に懇親会を開催致します。
是非ご参加ください。

二日目3月27日(日)
アカデミー&フェスティバル

トロンボーン協会会員の方は無料で入場できます。
また、この機会に入会すれば入会金¥2000−免除!!
そのまま会員として無料で入場できます。


【一般非会員・¥3000-】
【学生非会員・¥2000-】

フェスティバル・プログラム総合司会:氏家史人 堀口はるな

●総会10:00

10:30『ウォームアップ講座』
  講師:東川 暁洋氏(芸大フィルハーモニア)
     佐藤 敬一朗氏(東京佼成ウインドオーケストラ)

●10:30『フェスティバルステージ』

応募・詳細はこちらから↓↓↓↓

13:00『グループレッスン・初級・中上級』(2クラス)
  講師:今込 治 氏(トロンボーンクァルテット・クラール)
     郡 恭一郎 氏(シエナウインドオーケストラ)


15:00『演奏上達の光と影~上達の科学と局所性ジストニア』
   「アンブシュアの不調は脳の誤作動? 音楽家の局所性ジストニア」

  • 「上達する」という言葉の意味するところを深く考えたことのある人は、あまり多くないかもしれません。実は、トロンボーンの上達というのは「楽器を扱う器用さ」の発達が中心であり、一般的に言われがちな「筋肉の強さ」や「肺活量」の向上は副次的なものだと考えられます。今回のレクチャーの前半では、その「器用さ」を獲得するための脳の運動プログラムの獲得過程を簡単に説明しつつ、その「ダークサイド」、運動プログラムの異常を引き起こす局所性ジストニアについて解説します。後半では、近年盛んになってきた「演奏科学」という分野の研究成果から、日々の練習に役立ちそうなトピックを紹介するとともに、講師の専門であるアレクサンダーテクニークの視点から演奏の上達、問題の改善について質疑応答を交えながらアドバイスしていきます。
    • アンブシュアの不調や痛みに悩む方だけでなく、指導に携わっている方、もっと上手になりたい方、アレクサンダーテクニークに興味がある方など、どなたでもご参加ください!

  講師:佐藤 拓 氏(トロンボーン奏者・アレクサンダーテクニーク)

15:30『発音が変わればノリも変わる!!』

  • 《初歩のジャズタンギング講座》
    • この講座の為に用意された講師オリジナルのミニ教本には7種類のタンギング(Du、Lu、Da、Th、Zu、Wu、Pu、Rrrrr等)の解説の他、練習方法や使用例を記載。これを皆さんで吹きながら勉強していき ます。そして 後半はニューサウンズ・イン・ブラスの楽譜「サテンドール」「シング・シング・シング」やビッグバンドの楽譜「イン・ザ・ムード」「スイング しなけりゃ意味ないね」等を使いながら実践します。今まで「どうやったらジャズっぽく吹けるんだろう!?」と悩んでいた方は、いっぺんに解決!(ちょっと大袈裟かな?)まさに目から鱗の講座です。普段なかなかジャズの方と接する機会が無かった方やジャズ・ポピュラーの大好きだけど吹き方がわからなかった方等々…是非ご参加下さい!

    講師:苅込 博之 氏(ザ・ジョイフルブラス╱リーダー)

16:00『コンクール入賞者特別披露コンサート』
 第9回 日本トロンボーン学生音楽コンクール 〈ソロ部門〉
   第1位 福澤 優加 (東京藝術大学) 伴奏:山本寛之
    アッペルモント/カラーズ
 第2回トロンボーンコンペティション 〈一般の部/独奏部門 〉
   第1位 築舘 恒(青森県) 伴奏:美濃川たまき
    J.ジョンゲン/アリアとポロネーズ
 第22回トロンボーンコンペティション 〈高校生の部/独奏部門〉
   第2位 熊木 蒼(学習院高等科)  伴奏:海藤由紀子
    E.エワイゼン/トロンボーンとピアノの為のソナタ 1楽章


17:00『ピース・オブ・ザ・イヤー演奏審査』
トロンボーン ピース・オブ・ザ・イヤー2016作曲賞について

 トロンボーンのためのソロレパートリーは400年以上の歴史を持ち、名曲もたくさん生まれてきました。日本でも誰にも愛され、リサイタルやコンクールの定番たりうる作品が発掘できないか?そんな思いから当協会では毎年ソロやアンサンブルのための作曲コンクールを実施しております。

 2016年3月27日開催のフェスティバルにおいて予選を通過した下記3作品が演奏され本選が行われました。残念ながら今回は作曲賞認定作品は無し、3作品すべてが入賞という結果になりました。いずれもトロンボーンの特徴を活かした優秀な作品でしたが、斬新さ、チャレンジ精神にやや乏しいとの講評でした。この作曲コンクールはどなたでも応募できますので次回の皆さまのエントリーを心よりお待ちしております。(詳細はピースオブザイヤーのページをご覧ください)

最後に、たいへんな負担となる新曲初演にもかかわらず、すばらしい演奏をしてくださった若い演奏家の皆様に心よりお礼申し上げます

作曲賞:該当なし
入賞:聴衆賞:田村 雅之 / トロンボーン四重奏の為の「花火」
演奏:東邦音楽大学トロンボーン・カルテット
三浦 葉月、梅野 朋生、日向野 美紀、原 桃子

入賞:伊藤 巧真 / 3つの練習曲 〜虹メノウ〜
演奏:宮崎 真美(トロンボーン)、曽根 恭子(ピアノ)

入賞:山本 成宏 / バストロンボーンのための“オスティアス”
演奏:秋本 彩乃(バス・トロンボーン)、川村 恵里佳(ピアノ)

(担当理事:村田 厚生)

18:00『閉会式・表彰式・全員合奏』
   全員合奏曲“花は咲く”


『TROMBONE EXPO2016~トロンボーン屋台村』小ホール
各楽器メーカーが最新モデルの楽器やマウスピース、アクセサリー類を一挙に展示。

時間は全て予定ですので多少の前後がある可能性があることをご了承ください。

初日・二日目共に懇親会を開催致します。
是非ご参加ください。

入場券のお求めは・・・
プロ アルテ ムジケ 03-3943-6677
ローソンチケット 0570-000-407
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
当日券もあります
〈講師、審査員プロフィール〉 (50音順)

井上順平 Junpei Inoue 
1971武蔵野音楽大学卒業、同年財団法人東京都交響楽団にバストロンボーン奏者として入団。1975文化庁在外研修員としてドイツのデトモルト音楽大学に入学。バストロンボーンとコントラバストロンボーンの習得に励む。同団復帰後2013まで42年間勤務する。1990より母校武蔵野音楽大学、2000より沖縄県立芸術大学の非常勤講師を務める。1983チューバ奏者の安本弘行氏と石橋メモリアルホールにてジョイントコンサートをおこなう。1989大編成トロンボーンアンサンブル「ムジカ・ムンダーナ」を主宰。2013初のCD「I miss you so」を製作。現在 武蔵野音楽大学特任准教授、日本トロンボーン協会会長。故木下利男、Willy Walther氏に師事

今井順夫 Yorio Imai 
東京藝術大学卒業。山本正人、クルト・プチケ、汐澤安彦の各氏に師事。指揮法を金子登氏に師事。
志賀高原サマーミュージックキャンプ主宰。
日本トロンボーン協会理事長。

今込治 Osamu Imagome 
2000年東京芸術大学入学、2004年同大学卒業。2005年第1回ジパングトロンボーンカルテットコンクール優勝。2009年 ロストック演劇音楽大学入学、2011年同大学卒業。2001年から2013年までチャンチキトルネエドに参加。現在トロンボーンクァルテット・クラール、大友良英スペシャル・ビッグバンド、メランジェ合奏団、アムスレ・ヨーデル・クヴァンテット、メンバー。これまでに多くのオーケストラへのエキストラ、テレビドラマ「あまちゃん」「ロング・グッドバイ」「あすなろ三三七拍子」、映画「三里塚に生きる」「岸辺の旅」等の劇伴に参加。

苅込博之 Karikomi Hiroyuki 
武蔵野音大別科修了。森寿男&ブルーコーツ、岡本章生&ゲイスターズ、豊岡豊&スイングフェイス、東京ディ ズニーラ ンド等のビッグバンドに参加。また忌野清志郎・泉谷しげるコンサートでツアーサポート。海外公演としてはアメリカ、フランス、カナダ、北朝鮮 などの国で演奏。その他「笑ってコラえて!」「古畑任三郎vsSMAP」「ザ・ヒットパレード」等のテレビ番組にも出演。現在、グルーヴィ及 びジョイフルブラスのリー ダー他、中川喜弘&デキシーディックス、花岡詠二スイングオールスターズ等でも演奏。

郡恭一郎 Kyoichiro Kohri 
桐朋学園高校音楽科及び桐朋学園大学卒業。フランスやアメリカでも学ぶ。シエナ・ウインド・オーケストラ団員。昭和音楽大学及び国立音楽院及びミュージックスクール・ダカーポ各講師。日本トロンボーン協会理事。第1回日本トロンボーンコンペティション4重奏部門第1位。日本吹奏楽学会賞を2度受賞。ソロCDが3枚発売中。ウイリーズより自身のモデル「K2」「Colin」のマウスピースが発売中。ヤマハよりトロンボーン教本が2巻発売中。

佐藤敬一朗 Keiichiro Satou
宮城県利府町出身。2011年東京藝術大学を卒業。トロンボーンを秋山鴻市、石川浩、菊池公佑の各氏に師事。第12回日本トロンボーンコンペティション第3位。2013年5月東京佼成ウインドオーケストラ東北ツアーにてソリストを務める。Twilight Trombone Quartet、トロンボーンアンサンブル『スライドジャパン』メンバー。現在、東京佼成ウインドオーケストラバストロンボーン奏者。

佐藤拓 Taku Satou 
1977年東京生まれ。中学校の吹奏楽でトロンボーンを始め、伊波睦、神谷敏、クリストフ・シュバルツ、ミヒャエル・ユングハンスの各氏に師事。桐朋学園大学、ケルン音楽大学卒業。ドイツ留学中にアンブシュアの不調(局所性ジストニア)により演奏活動を中断。改善のために出会ったアレクサンダーテクニークの可能性に魅了され、デュッセルドルフの教師養成学校にて教師資格を取得。2014年帰国し、東京と奈良を拠点に活動中。

東川曉洋 Akihiro Higashikawa 
香川県高松市出身。高松第一高等学校、東京藝術大学を経て現在、東京藝術大学管弦楽研究部非常勤講師(藝大フィルハーモニアトロンボーン奏者),大学卒業後、同声会新人演奏会に出演。,第10回トロンボーンコンペティション第一位、第29回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門第一位、第12回東京音楽コンクール金管部門第二位。,これまでに藝大フィルハーモニア、東京ニューシティ管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。神谷敏、古賀慎治の各氏に師事。,Twilight Trombone Quartet、Travel Brass Quintet、Brass Ensemble ZERO各メンバー,これまでに文部科学大臣賞、東京都知事賞、香川県文化芸術新人賞を受賞

村上準一郎 Jun-ichiro Murakami 
東京芸術大学卒業。在学中より東京トロンボーンアンサンブルのメンバーとしてウィーンフィル 、ボストン響 などのトロンボーン奏者と共演。1981年〜1996年原信夫とシャープス&フラッツに在団。その間、鈴木章治、松本英彦、サミー・デイビスJr. アンディ・ウィリアムス、ジュリー・アンドリュース、クインシー・ジョーンズなど内外のアーティストと共演の機会を数多く得る。同楽団退団後、ドイツタイプの楽器を使用したトロンボーン四重奏団「ポザウネシュトラーセ」を結成、2度の公演の他、CDを制作。1997年と2001年の二回、「100人のトロンボーンコンサート」をハリウッドの音楽家らをゲストに迎え日本のプロ奏者たちの協力を得て開催。2005年、2006年、2009年の三回、ザンビアのエヴリンホーンカレッジにて吹奏楽の指導を行なう。現在、東京大学吹奏楽部金管トレーナー、St.Maur International School Yokohama 非常勤講師。筑波大学管弦楽団トロンボーン・チューバトレーナー。この他、Big Band Expressでのライヴ活動なども行なっている。

〈第9回日本トロンボーン学生音楽コンクール優勝者〉
福澤 優加 Honoka Fukuzawa 
12歳よりトロンボーンを始める。八王子学園八王子高等学校音楽コースを経て、現在東京藝術大学3学年在学。 第18回日本トロンボーンコンペティション第2位、第8回関西トロンボーン協会ワークショップコンクール第1位、第9回日本トロンボーン学生音楽コンクール第1位等様々なコンクールで上位入賞を果たす。 2015年Japannet Fujihara(トロンボーン6重奏)で韓国にて演奏し好評を得る。 これまでにトロンボーンを藤原功次郎、山下浩生、古賀慎治、石川浩の各氏に師事。

〈第22回日本トロンボーンコンペティション高校生以下の部 第2位〉
熊木 蒼 Sou Kumaki 
私立学習院高等科に在学中。2015年夏にドイツ・ワイマールのフランツ・リスト音楽大学で行われたJörgen van Rijen氏の夏季マスタークラスを修了。第22回日本トロンボーンコンペティション2位受賞。第25回日本クラシック音楽コンクール第3位受賞。高校3年生からトロンボーンを西岡基氏に師事。

〈第2回日本トロンボーンコンペティション一般の部優勝者〉
築舘 恒 Hisashi Tsukidate 
弘前大学教育学部音楽科卒業。中学1年よりトロンボーンを始める。
トロンボーンを春山和雄氏、和田美亀雄氏に師事。これまでにオーボエ奏者の齋藤龍矢氏、テューバ奏者の阿保貴志氏、トロンボーン奏者の遠藤敬氏とジョイントリサイタルを行う。また、2011年にはL-Eラーソンのコンチェルティーノを弘前交響楽団と協演した。日本トロンボーン協会会員。

〈トロンボーン・ピース・オブ・ザイヤー演奏者〉
宮崎 真美 Mami Miyazaki 
千葉県出身。聖徳大学付属高等学校音楽科卒業。桐朋学園大学音楽学部卒業。東京音楽大学大学院科目等履修卒業。第15回吹奏楽個人コンクール第3位ヤマハ賞。第10回日本トロンボーンコンペティション奨励賞。第1回日本トロンボーン学生音楽コンクール第1位。第25回ヤマハ管楽器新人演奏会に出演。第4回トロンボーンクァルテットコンクール イン ジパング第2位。これまでにトロンボーンを石川浩、小坂達也、古賀慎治、伊藤清、神谷敏、岸良開城、箱山芳樹の各氏に師事。
現在フリートロンボーン奏者。 ヤマハ大人の音楽教室トロンボーン講師。

秋本 彩乃 Ayano Akimoto 
千葉県出身。習志野市立習志野高等学校卒業。現在、東京音楽大学器楽専攻2年次在学中。第12回千葉県管弦打楽器コンペティション金賞・理事長 賞。第11回中学生・高校生管弦打楽器ソロコンテスト関東甲信越大会優秀賞。第9回日本トロンボーン学生音楽コンクール 第3位。
これまでにトロンボーンを近藤孝司、岸良開城の各氏に師事。

東邦音楽大学トロンボーン・カルテット
三浦 葉月(東邦音楽大学3年)
梅野 朋生(東邦音楽大学研究員)
日向野 美紀(東邦音楽大学研究員)
原 桃子(東邦音楽大学ミュージックセンター講師)

曽根恭子(ピアノ)
桐朋学園大学ピアノ専攻卒業。アメリカ・インディアナ大学に留学し、ディプロマを取得。帰国後はソロ・室内楽・伴奏と幅広く演奏活動を行う。特にトロンボーンのレパートリーが多く、これまでにブラニミール・スローカー、ミッシェル・ベッケ、ウィーンフィル首席奏者のデュートマル・キューベルベック、東京都交響楽団首席奏者の小田桐寛之、ロイヤル・コンセルトヘボウ首席奏者のヨルゲン・ファン・ライエン、ロンドン交響楽団のポール・ミルナー、メトロポリタン歌劇場管弦楽団のウェスト・スプロット等、世界的プレーヤーと共演している。
現在、昭和音楽大学ピアノ科・伴奏講師。桐朋子供のための音楽教室講師。宝塚演奏家連盟会員。


川村恵里佳(ピアノ)
東京音楽大学卒業、現在同大学院修士課程に在学中。「レインボウ21・サントリーホールデビューコンサート」等の演奏会に出演。第11回現代音楽演奏コンクール"競楽XI"にて、審査委員特別奨励賞を受賞。土田英介、山洞智、石井克典、播本枝未子、河内純の各氏に師事。静岡音楽館AOIにて、野平一郎、漆原啓子、向山佳絵子の各氏による「ピアニストのためのアンサンブル講座」第10期を修了。

トロンボーンピース・オブ・ザ・イヤー2016作曲賞本選演奏作品(演奏順)
1.田村 雅之/トロンボーン四重奏の為の「花火」
演奏:東邦音楽大学トロンボーン・カルテット
作曲者による作品解説:この曲は、現代の花火であるスターマイン(速射連発花火)を急速部で、最近人気が復活している昔からの日本の花火、「和火」を緩徐部で表しています。全体として花火そのものの描写というよりは、それを観る人を描こうとしました。特に「和火」の部分は、西洋の花火に比べて暗く赤みを帯びた光を見て沸き起こる、内面的な感情を表そうとしたものです。急速部の一つ目の主題は、津軽三味線の響きから着想を得たものです。

◇田村 雅之 山口県生まれ、神奈川県在住。10歳の時にトロンボーンを始め、中学、高校、大学と吹奏楽部に所属。1992年から1997年まで、東京のアマチュア英国式金管バンドに所属。

2.伊藤 巧真/3つの練習曲 ~虹メノウ~  
演奏:宮崎 真美(トロンボーン)、曽根 恭子(ピアノ)
作曲者による作品解説:音楽高校、音楽大学等の入学試験において、二音間の音程、また和音の種類を問うなどの楽典問題が、音楽家に必要不可欠となる基礎的素養を検査するために頻繁に出題され、その対策のための学習参考書が多数出版されています。しかし、それらを単に「試験に出題されるから」といった安易な理由だけで、作業的かつ機械的に学習している学生が少なからずいることが想像でき、演奏の実際からは多少の距離感を感じることがあります。
今回の作品は、音楽家を志す学生たちが演奏もしくは鑑賞しながら構造を読み解き、主に「音と音との関係性(例えば音程の縮小拡大)」と、また「音の組成(和音や音階の種類)」を実践的に体感しながら学び得る楽曲、さらには現代的手法による音楽分析の導入にもなり得る楽曲を目指しながら作曲したものです。

◇伊藤 巧真 1987年福島県白河市生まれ。作曲を嶋津武仁、指揮を杉山洋一の各氏に師事。「秋吉台の夏」現代音楽セミナー&フェスティバルに参加、湯浅譲二、杉山洋一各氏のマスタークラスを修了。これまでに、第29回現音作曲新人賞入選、第30回現音作曲新人賞及び聴衆賞、第17回東京国際室内楽作曲コンクール最高位、第11回カール・フォン・オシエツキー国際作曲コンクール特別賞、第14回千葉市芸術文化新人賞など受賞。現在、千葉県立幕張総合高等学校音楽教諭。


3.山本 成宏/バストロンボーンのための“オスティアス”   
演奏:秋本 彩乃(バス・トロンボーン)、川村 恵里佳(ピアノ)
作曲者による作品解説:トロンボーンという楽器のもつ宗教的起源を創作の基として空と地を結ぶ雅楽の様な古代宗教儀式の音楽へとイメージを膨らませた。土俗的舞踏リズムとオスティナート風に繰り返されるパッセージで音楽は上気していき壮大な宗教的高揚感に達する。
私はこの作品を通して複雑な現代音楽の書式を離れて、より単純で簡潔な“音楽とオタマジャクシ”と言う“親しげな関係”を愉しみたいと思った。(Hostiasとは典礼ミサ曲の中の“主への賛美といけにえ”の意味)この作品はNHK交響楽団バス・トロンボーン奏者・黒金寛行氏の委嘱作品として2014年洗足学園校内演奏会にて初演された。

◇山本 成宏 福岡教育大学音楽科(作曲専攻)卒業。桐朋学園大学にて作曲・指揮を学ぶ。ウィーン国立音楽院留学。1972年「象景」音楽之友社作曲賞受賞、武井賞候補。第23回ボルドーSIGMA国際芸術祭にて音楽劇「耳なし芳一」入選。1989年「世界7カ国代表パリUPICセミナー」日本代表に招待される。1993年フランス政府財団主催<ジュール・ベルヌ展>のパビリオン音楽作曲。サヴォワ交響楽団にて「笙と弦楽オーケストラのためのPLASMA」フランス六都市公演。1995年ストラスブール打楽器合奏団委嘱作「MANJI」パリ公演。1996年パリ日本芸術月間委嘱作「宮沢賢治:朗読と室内楽」パリ公演。1998年ベルリン独日協会委嘱作「オラショ」、ベルリン大聖堂委嘱作「オルガンミサ曲」作曲。 トゥールーズ・キャピタルオーケストラにて「散華」を初演。2000年「声明と管弦楽のための“伎楽飛天”」ボルドー公演。2005年「フルート独奏のための“風の道”」ベルリン公演。2009年「管弦楽のためのラプソディー」ベルリン公演。2016年1月「弦楽四重奏・鯨たちへの挽歌」ウィーン公演予定。

審査員等紹介
糀場 富美子 (作曲家、東京音楽大学教授、東京藝術大学講師)
福士 則夫  (作曲家、桐朋学園大学音楽学部特任教授、東京音楽大学客員教授、東京藝術大学講師)
吉川 武典  (NHK交響楽団トロンボーン奏者、東邦音楽大学特任准教授)

後援:日本現代音楽協会


〈総合司会〉
氏家史人 Fumito Ujiie 
東京音楽大学卒業、同大学大学院修士課程修了。在学中、同大学ソロ・室内楽定期演奏会や、サントリーホール主催 デビューコンサート「レインボー21」、卒業演奏会、欧州演奏旅行等に出演。第2回トロンボーン クァルテット コンクール in ジパングにおいて、Trombone Quartet『COLORS.』で第2位。第2回横浜国際音楽コンクール第3位。第8回東京音楽大学コンクール第2位。オーケストラ、吹奏楽で活動し、これまでに矢崎雅巳、故 白石直之、新田幹男、岸良開城、古賀光の各氏に師事。

堀口はるな Haruna Horiguchi 
石川県出身。12歳よりホルンを始める。
東京音楽大学卒業。
在学中、学内オーディション合格者によるソロ・室内楽定期演奏会、管打楽器専攻生による卒業演奏会に出演。
これまでにホルンを金星眞、水野信行、勝俣泰の各氏に師事。パスコーレ金管五重奏団、金管四重奏ブラス・スクエア各メンバー。
現在東京音楽大学大学院一年在学中。
〈実行委員会〉
実行委員長
加藤直明 Tadaaki Kato 
埼玉県出身。東京藝術大学音楽学部卒業。トロンボーンを故 白石直之、故 永濱幸雄、神谷敏の各氏に師事。2004年より2年間、東京藝術大学管弦楽研究部非常勤講師を務める。最近では、吹奏楽など後進の指導にも力を入れるなど、国内管楽器クリニックや講習会等で講師として招かれる。平成18年・19年度(財)地域創造公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト(トロンボーンソロ)。金管五重奏団「BuzzFive」メンバー。日本トロンボーン協会常任理事。

副実行委員長
小篠亮介 Ryosuke Koshino 
東京都浅草出身。東京音楽大学卒業。これまでにトロンボーンを故 白石直之、箱山芳樹、三國直樹、下島昌史の各氏に、室内楽を伊藤清、山本孝の各氏に師事。第2回日本ジュニア管打楽器コンクール銅賞。第8回日本トロンボーンコンペティション奨励賞。第3回トロンボーンカルテットコンクールinジパング第2位。2009年、2012年、2015年に小篠兄弟リサイタルを開催。現在、フリーランス奏者として、オーケストラ、吹奏楽、室内楽の演奏活動を行いながら、吹奏楽やトロンボーンの指導も積極的に行っている。S.W.A.T Trombone Quartet、TrOmBoNe FaMiLy、金管合奏団「宴」、ズーラシアンブラス各メンバー。

早川隆章 Takaaki Hayakawa 
ヤマハ・バンドディレクター・コースを1年間受講し、ジャズ、クラシックを学ぶ。「森 寿男とブルーコーツ」、「ニューハード」、「荒川達彦とGAMB」、「東京ユニオン」を経て、国内外有名アーティストのツアーに参加する一方、スタジオミュージシャンとして数多くのミュージシャンのレコーディングに参加。「早川隆章&T-Sliding」、「東京スライディング倶楽部」、「早川隆章 LITTLE BIG BAND」、フュージョンバンド「G7」を結成。ミュージック・スクール Da Caop(ダ・カーポ)講師。

佐々木匡史 Tadashi Sasaki 
神奈川県野庭高等学校中退、武蔵野音楽大学卒業、卒業演奏会に出演。これまでにトロンボーンを、鍵和田道男、神谷敏、桑田晃、佐藤洋樹、春山和雄の各氏に、室内楽をR・ボボ氏に師事。オーケストラ、東宝・宝塚などのミュージカル、ビッグバンド、スタジオワークなど多方面で活動中。THE ORCHESTRA JAPANバストロンボーン奏者、金管合奏団「宴」主宰。

日本トロンボーン協会学生連盟
本日はトロンボーンアカデミーフェスティバルにお集まり頂き、ありがとうございます。
私たち学生連盟は首都圏の音楽大学計11校のトロンボーンを専攻している学生で構成され、学生同士の交流を深めることを目的としている組織です。
また活動内容といたしましては、日本トロンボーン協会主催コンクールのスタッフ参加や、各大学との交流、個々のアンサンブル経験を増やす為のおさらい会や定期演奏会の開催等様々な活動をしております。
本日は学生連盟スタッフ一同、精一杯サポートさせて頂きます。
ご来場の皆様が充実した楽しい1日を過ごして頂けたら幸いです。

日本トロンボーン協会学生連盟 代表
臼井美穂(洗足学園音楽大学三年)

日本トロンボーン協会学生連盟 加盟校一覧 (2016年2月末現在)
国立音楽大学
尚美学園大学
昭和音楽大学
洗足学園音楽大学
東京音楽大学
東京学芸大学
東京藝術大学
東邦音楽大学
桐朋学園大学
 

■フェスティバルステージ応募について


3月27日(日)【参加団体募集中】

アマチュアからプロフェッショナルまで幅広い層を対象とした新たな発表の場として
企画された「フェスティバルステージ」!
1 日間で多くの団体が熱い演奏を繰り広げます。
フェスティバルステージの演奏団体・個人を大募集!
一般学生や社会人はもちろん、音大生やプロも参加OKなので、今後の演奏活動のPRも可能です。
お申込は1枠(15 分)から最大4 枠(1 時間)まで。ホールを借りて演奏会を開くより安い!?

例えば・・・

演奏形態は、カルテット、オクテット、ピアノ伴奏つきソロ、ピアノ・ベース・ドラムス付コンボなど、BigBand、吹奏楽団、オーケストラを従えてのコンチェルトまで、トロンボーンが主体であれば何でもアリです。
(※15分間に入退場の時間も含まれております)


出演料は人数を問わず1枠15分10,000円(1団体4枠まで取ることができます)
これに入場券ご希望枚数プレゼント!
この入場券は、まずJAT会員外の出演者が使う(イベントはほかにも盛りだくさん)こともできますし(JAT会員は入場無料)、親類縁者を無料ご招待しても良し、定価で売ってもうけても良し、と、自由な使い方ができます。

●フェスティバルステージ参加費

1枠(15分)…10,000円
(※1枠につき入場券ご希望枚数を無料進呈!)
(※15分間に入退場の時間も含まれております)

●フェスティバルステージ スケジュール

3月27日(日)
10:30 〜 終了時間未定 (合計20枠 程度)

● 応募方法

メールにて受け付けております。
以下のフォームからメールにてお申し込みください

フェスティバルステージ詳細

クリックで詳細ページにリンクします

みなさまのご応募を心よりお待ち申し上げます。
日本トロンボーン協会学生連盟 2015年度代表
臼井美穂(洗足学園音楽大学3年)

今回お手伝いしていただいた方々

26日
臼井美穂(洗足学園音楽大学3年)
西宥介(東京音楽大学3年)
栗山憧子(国立音楽大学3年)
工藤佑樹(尚美学園大学3年)

27日
臼井美穂(洗足学園音楽大学3年)
猪股万里香(武蔵野音楽大学3年)
工藤 佑樹(尚美学園大学3年)
栗山憧子(国立音楽大学3年
秋田祐希(洗足学園音楽大学3年)
篠崎唯(昭和音楽大学2年)
滑川 拳司(尚美学園大学2年)
旭形まりの(東京音楽大学1年)
安達文香(国立音楽大学1年)
上森柊(国立音楽大学1年)
宮本剛(国立音楽大学1年)